インプラントの二次オペとは?手術の流れや一回法・二回法の違いについて解説
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この記事では、インプラントの二次オペとは一体何か、具体的な手術の流れや手順、一回法との違いについて詳細に解説します。また、二回法を選ぶメリットとデメリットを明確に提示し、あなたの疑問を解消することを目指します。
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目次
インプラントの二次オペとは
インプラントの二次オペとは、顎の骨に埋め込んだインプラント体(人工歯根)に、最終的な人工歯を取り付ける準備として行う手術です。この手術の主な目的は、インプラント体と顎の骨が確実に結合したかを確認し、人工歯を支えるための土台(アバットメント)を取り付けることにあります。
二次オペでは、骨結合がしっかりと完了したかを確認した上で、一次オペで一度閉じた歯茎をわずかに切開します。露出したインプラント体には、「ヒーリングアバットメント」と呼ばれる部品を装着します。このヒーリングアバットメントは、最終的に装着する人工歯の連結部分となる土台であり、同時に周囲の歯茎を適切な形に整え、治癒を促す役割も果たします。
インプラントの二回法の流れ
一次オペ
一次オペは、インプラント治療の最初のステップとして、顎の骨にインプラント体を埋め込む手術です。まず、局所麻酔を施し、歯茎を慎重に切開します。次に、顎の骨にインプラント体を固定するための小さな穴を開けます。この穴にインプラント体をしっかりと埋め込んだ後、切開した歯茎を縫い合わせます。
この段階では、インプラント体は歯茎の下に完全に覆われた状態です。こうすることで、インプラント体が唾液や細菌に触れることなく、清潔な環境で顎の骨としっかり結合する期間を確保します。これは、治療の成功において非常に重要な工程です。
インプラント体と顎骨の結合を待つ
一次オペ後、インプラント体が顎の骨と安定して結合するのを待つ期間が必要です。このプロセスを「オッセオインテグレーション(骨結合)」と呼び、インプラント体がご自身の骨と一体化していく大切な時期です。結合期間には個人差がありますが、一般的には以下の期間を目安とします。
上顎: およそ4カ月から6カ月
下顎: およそ2カ月から3カ月
この期間にインプラント体に過度な負担がかかると、骨との結合がうまくいかない可能性があります。骨との結合が十分でないと、インプラントが不安定になり、長期的な問題につながることもあります。
二次オペ
二次オペは、一次オペから数ヶ月が経過し、インプラント体が顎の骨としっかりと結合したと判断された後に行われます。この手術の目的は、歯茎の中に埋まっているインプラント体の一部を露出させることです。まず、局所麻酔を行い、インプラント体の上にある歯茎を小さく切開します。
次に、インプラント体の頭の部分に、最終的な人工歯を連結する土台となる「アバットメント」を取り付けます。アバットメントは、歯茎から少し顔を出すように装着され、周囲の歯茎が人工歯に適した形に整うよう促します。二次オペは、一次オペに比べ、体への負担は少ない傾向にあります。
人工歯の装着
インプラント治療の締めくくりとなるのが、人工歯の装着です。二次オペ後に歯茎が十分に回復した段階で、患者さまのお口の型を取ります。その型を基に、歯科技工士が色や形、噛み合わせまで考慮した適切な人工歯をオーダーメイドで作製します。完成した人工歯をアバットメントに固定することで、見た目も機能も天然の歯に近い、新しい歯が完成します。
長期間にわたり快適にインプラントを使い続けるためには、歯科医院での定期的なメンテナンスと、ご自宅での適切な口腔ケアが欠かせません。
インプラントの二回法のメリット
感染リスクを低減できる
二回法は、治療中の感染リスクを効果的に抑え、インプラントの長期的な安定につながります。一次オペで顎の骨に埋め込んだインプラント体は、歯茎で完全に覆うため、口の中の細菌や唾液から遮断されます。歯茎がインプラント体を保護することで、このようなリスクを大幅に減らすことができます。
さらに、感染リスクの低減は、術後の合併症予防にも寄与します。また、骨とインプラントの結合を促進する期間も、外部からの刺激を避けることで、より安定した状態を目指せます。そのため、二回法は、患者さまの状態に合わせて、より安全なインプラント治療を提供する上で重要な選択肢となります。
より自然な仕上がりになる
二回法は、最終的な人工歯の見た目をより自然で美しいものに導くことができます。一次オペでインプラント体を埋め込み、骨との結合を待つ期間を設けることで、その後の二次オペで歯茎の形を細かく整えるための十分な時間を確保できるためです。
二次オペでは、ヒーリングアバットメントという部品を装着し、これによって最終的な人工歯の形に合わせた、理想的な歯茎のラインを形成することが可能になります。特に、前歯など人から見えやすい部分のインプラント治療では、周囲の歯茎との調和が取れた、より審美性の高い仕上がりを目指せる点が大きなメリットです。
適応範囲が広い
インプラントの二回法は、さまざまな患者さまの状態に対応できる、適応範囲の広い治療方法として知られています。例えば、インプラントを埋め込むための顎の骨の量が不足しているケースです。このような場合でも、二回法であれば、一次オペの後に「骨造成術(骨を増やす手術)」などの処置をじっくりと行い、骨が十分に回復するのを待つことができます。
また、糖尿病などの全身疾患を持つ方や、手術に対して不安を感じる方にも、二回法が適している場合があります。手術を二段階に分けることで、一度の手術による体への負担を軽減でき、それぞれの段階で患者さまの体調や回復具合を慎重に確認しながら治療を進められるからです。これにより、より多くの患者さまが安心してインプラント治療を受けられるようになります。
インプラントの二回法のデメリット
歯茎を二回切開するため負担が大きい
インプラントの二回法では、歯茎の切開を二度行う外科手術が必要です。一度目の手術では、インプラント体と呼ばれる人工の歯根を顎の骨に埋め込みます。その後、インプラント体が骨としっかり結合する期間を置きます。この結合期間は、骨の状態やインプラントの種類によって異なり、数ヶ月から半年程度が目安とされています。
手術の回数が二回に増えることは、患者さまの身体的な負担だけでなく、精神的な負担も大きくなる要因となります。局所麻酔を受ける機会が増え、手術後の腫れや痛みが二度発生する可能性があります。手術への緊張や不安を複数回経験することになり、通院の回数も多くなる傾向があります。
治療期間が長い
インプラントの二回法は、治療完了までに比較的長い期間を要します。インプラント体を顎の骨に埋め込んだ後、骨結合と呼ばれるプロセスに数カ月間の待機期間が必要となるためです。
この結合期間は個人差があり、上顎で約4ヶ月から6ヶ月、下顎で約2ヶ月から3ヶ月が目安です。その後、二次手術を経て人工歯を装着するまでの期間も加わると、治療全体で半年から1年程度の期間がかかることが一般的です。
治療期間が長くなることで、治療期間中に仮歯や部分入れ歯で過ごす必要があり、見た目を気にされる方もいます。インプラント体が骨と結合するまでの間は、硬いものや刺激の強いものを避けるなど、食事内容に注意が必要です。
治療費用が高い
インプラントの二回法は、一回法と比較して治療費用が高くなる傾向があります。この理由としては、手術を二度行うため、その都度の手術費用や麻酔費用が発生することが挙げられます。また、二度の手術で必要となる医療材料費なども、全体のコストを押し上げる要因となることがあります。
インプラント治療は健康保険の適用外となる自費診療のため、治療にかかる費用は全額自己負担です。歯科医院によって費用設定は異なりますが、インプラント一本あたり数十万円程度の費用がかかることが一般的と考えられます。治療を始める前には、治療費の内訳を詳しく確認し、全体のコストをしっかりと把握しておくことが重要です。
インプラントの一回法と二回法の違い
インプラント治療には、「一回法」と「二回法」の2種類があります。一回法とは、インプラント体(人工歯根)を埋め込む手術と、アバットメントを連結する手術を一度に行う方法です。手術の回数を1回に抑えられるため、身体的な負担や通院回数を減らせますが、インプラント体が常に口の中に露出しているため、骨と結合するまでの期間に細菌感染のリスクが高まる可能性があり、口腔衛生管理が求められます。
一方、二回法は、インプラント体を埋め込む一次手術の後に歯茎を閉じ、インプラント体が骨と結合するのを待ちます。この方法は、インプラント体が骨と完全に結合するまで口内環境から隔離できるため、感染リスクを抑えられると考えられています。
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