小児歯科

セサミストリートクリニックメンバープログラム

セサミストリートクリニックメンバープログラムとは、子どもたちの「身体的健康」「精神的健康」「社会的健康」を支援するため、「医療」「教育」「エンターテイメント」を融合し、医療機関を治療拠点としてだけではなく、「健康を楽しく学べる場所」とすることを目標としています。
当院はセサミストリートメンバークリニックに加盟しています。
子どもたちが、かしこく、たくましく、やさしく育つよう、ご家族も一緒に健康について学び、検診の必要性や適切な医療機関での受診について理解しながら、より健康的な生活を送れるように、「親子で学べるクリニック」というあり方を作り上げていきたいと考えております。

歯の診療は何歳から?

むし歯の原因となる「むし歯菌」は、歯が生える前の赤ちゃんのお口の中には存在せず、1歳半ぐらいまでの間に周囲の人の唾液を介して感染します。
ですから、子どもがむし歯になるのは、1歳を過ぎてから。またこの時期のお子さまは初期むし歯が多く出来ますが、治療を急ぐ必要はありません。
しばらくは経過を観察して、たいてい4歳を過ぎてから治療を始めることになります。
ただし、むし歯予防のため、または歯科医院に慣れさせるためには、小さいうちから定期的に受診することが大切です。

生後6ヶ月頃のお子さまは、歯が生え始めたタイミングでの「歯医者さんデビュー」をおすすめします。

お子さまの口腔内を
守るために

むし歯は予防法が確立した疾患です。むし歯が出来てから歯医者に行くのではなく、むし歯にならないための来院をおすすめします。
歯医者さんがどんなところか知ってもらいます。診療室に入りチェアに座ったりすることで、クリニックに慣れていただきます。

予防の重要性

むし歯が出来たら、そのときに治療すれば大丈夫だろう、と思われがちです。でも、一度むし歯になって治療したところは、むし歯を取ったところを材料で補っているだけにすぎません。
治療直後は、材料と歯はしっかりとくっついていますが、ものを嚙む力や飲食物の温度変化により絶えず刺激にさらされています。そのような刺激を受け続けると、いずれ歯と材料の間に隙間が出来たり、脱落してむし歯が再発してしまう恐れがあります。
つまり、どんな良い材料で治療したとしても、天然歯にはかなわないということです。それゆえ、むし歯を作らないことがとても大事なのです。

医院に慣れたら治療へ

「歯医者は怖い」の先入観を植え付けてしまえば、その後のお子さまの「お口の健康」にとって、大きな損失となりかねません。
当院では、外傷などの緊急事態を除き、押さえ付けて治療することはいたしません。
「歯医者さん」に慣れることから始めます。
「食べ物は何が好きなの?」「学校でどんなことするの?」などなど、お話をしながら、不安を取り除いていきます。
そして、「お口を開けようね」「先生に診てもらおうね」と、自然な会話の中で、治療に導いていきます。
また、治療に必要なトレーニングを行い、安心して治療を行えるようになってから治療を行っていきます。

お子さま向けの予防指導

むし歯は日々の食習慣・生活習慣が大きく影響します。話をお聞きし、予防指導をさせていただきます。
ブラッシング指導や歯ブラシのアドバイスをします。
さらに定期的なクリーニングとフッ素塗布でむし歯を予防しましょう。

もし、むし歯になってしまったら

お母さまにとってはむし歯で開いてしまった穴が気になってしょうがないでしょう。
「もっと大きくなったらどうしよう!」。早く治してほしい気持ちはよく分かります。でもちょっと落ち着いてください。

むし歯が出来てしまう環境でむし歯を治療しても、また他にむし歯が出来てしまいます。せっかく治した歯も、また隙間からむし歯になってしまいます。
原因がなくならないと、むし歯を埋めたところで仕方がないのです。泥水でお皿を洗っているようなもの。

やはり、するべきことは予防です。

予防ができれば軽度なむし歯は急には進行しません。穴を見つけては削るのではなく、じっくりと予防に取り組みましょう。もちろん痛みがある場合はすぐに治療します。

乳歯のむし歯にも治療が必要です

乳歯だからといってむし歯になっても問題ないと考えることは、大変危険なことです。
乳歯には丈夫な永久歯が生えるための準備するための役割や、永久歯を正しい位置に導くといった役割があります。
その他にも、顎の骨の成長や知能の発達、正常な嚙み合わせにも影響を及ぼしています。
さらに、むし歯は感染症であるため、むし歯がある状態で抵抗力の弱い新しい永久歯が生えてくると、永久歯がむし歯になるリスクは高まります。

大人になっても「むし歯のない」口腔を目指して

当院ではお子さまの将来をしっかりと見据えた予防に、積極的に取り組んでいます。
歯が生え始めたら、予防は始められます。つまり、0歳から予防は可能だということです。
当院では、歯を強くする「フッ素塗布」をはじめ、お子さまのお口をむし歯菌から守る様々な予防をご提案しています。

お子さまの歯並びの予防

悪い歯並びは
予防することができます

皆さまは、お子さまのお口のクセが気になったことはないでしょうか?
実は現代のお子さまの半数近くが、口呼吸などの悪いクセを持っているといわれています。
口呼吸などの悪いクセは、成長するにつれて歯並びや全身の健康・発達に悪い影響を与えてしまいます。
当院では、お子さまの悪いクセを改善することを中心に、骨格の健やかな成長、姿勢や全身の健やかな成長を促進する「予防矯正」も行っております。
患者さまの症状やご希望に合わせて、適切な治療を進めてまいります。

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