子どもの矯正について
子どもの矯正は
できるだけ早めの相談がカギ
お子さまの歯並びが気になったら、早めのご相談をおすすめします。
その理由は、不正咬合の治療は早めに対処することで、より少ない負担で治療が可能となるからです。
また、「指を吸う」「唇を嚙む」「お口をぽかんと開いている」など、幼少期からの「クセ」は後の永久歯の歯並びにまで大きく影響しますが、このクセについても早めにトレーニングを始めることで、治りやすくなります。
お子さまの矯正開始の目安は5歳から10歳で、早くから始めるほど効果が高くなります。
矯正治療は、開始時期が遅れてしまうと抜歯が必要になったり、顎の骨格を整えるための手術が必要になることもあります。
お子さまの定期的な受診を通して、お口の成長の管理を行いましょう。乳歯が生えそろう2歳半頃には歯並びの異常が見られることもありますので、この頃に気になることがあればお気軽にご相談ください。
お子さまのお口をチェック
お子さまのお口にこんな症状はありませんか?
当てはまる項目がある場合は、不正咬合の可能性があります。矯正治療が必要かどうかは当院にご相談ください。
- 歯がガタガタに生えている
- 受け口になっている
- 出っ歯になっている
- 食べ物を上手く嚙むことができない
- 奥歯で嚙んだ時に、前歯が閉じない
- 長い間、生えてこない歯がある
- 口の形が左右非対称である
- 発音が正しくできない
当院の矯正治療が選ばれる
3つの理由
ご納得いただけるようにご説明を重視します
矯正治療には費用や期間の負担がかかりますので、事前に治療内容をよくご理解いただく必要があります。だからこそ当院ではカウンセリングに十分な時間を割き、患者さまのお悩みやご要望を丁寧にくみ取ります。その上で、ご納得のいく治療プランをご提案するのが特長です。
無料矯正相談を実施しています
「子どもの将来の歯並びが心配」「歯並びや嚙み合わせがコンプレックスになっている」などでお悩みの方は、気軽に当院の無料矯正相談をご利用ください。
歯科医師やコーディネーターがお話を伺い、適切なアドバイスをいたします。無料相談を受けたからといって、無理に治療をおすすめすることはありません。些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
矯正だけでなく、お口全体のトラブルにも対処します
矯正治療中はむし歯や歯周病のリスクが高まります。当院では装置の装着前から口腔衛生指導を行い、トラブル予防に努めているのが特長です。万一のトラブル発生時も、即座に適切な処置を施し、矯正治療が滞らないようにいたします。
子どものうちに矯正をする
メリット
むし歯や歯周病を防げる
歯並びが整えば、歯の凹凸が少なくなり、みがき残しが減ります。食べカスや歯垢が蓄積しにくくなるので、むし歯や歯周病のリスクが最小限になります。また、嚙み合わせが改善されると、歯への負担が分散されるため、長期的に健康な歯を維持できる可能性が高まるのです。
顎の成長をコントロールできる
出っ歯や受け口は、上下の顎の位置関係のズレが原因の一つです。お子さまの場合、顎の骨や筋肉が成長過程にあるため、早期に矯正治療を行えば、上下の顎の位置関係を適切に調整できます。望ましい顎の発育を促し、無理なく出っ歯や受け口を改善できる可能性が高まります。
歯を抜かずに済む可能性を
高められる
小児矯正は、顎の幅を広げたり、奥歯の位置を調整したりするのが特徴です。お子さまの口腔内に余裕を持たせ、永久歯が並ぶスペースを確保することを目指します。小児矯正がスムーズに進めば、将来的に歯の抜歯を回避して矯正治療を行える可能性が高まります。
お口周りの悪いクセを直せる
舌癖や食いしばり癖など、お子さまのお口の悪いクセは歯並びにも悪影響を及ぼします。その際、筋機能訓練などにより、お口周りの筋肉の使い方を改善することで、正常な顎の発育と歯並びの獲得を後押しできます。矯正治療後の後戻りを防ぐ効果も期待できるので、お口の悪いクセがあれば、早期に対応するようにしましょう。
お子さまのお口の中を管理できる
矯正治療は定期的に通院する必要があります。定期的な来院はお子さまにとって負担となりますが、複数のメリットもあります。なぜなら口腔内のチェックを継続的に行うことができるので、むし歯が発生していれば早期発見・治療が行えるからです。また適切な歯みがき指導により、お口の衛生管理の習慣づけもできます。
悪い「クセ」が与える悪影響
口呼吸
歯への悪影響
- 前歯が出っ歯になる
- 上の歯並びが狭くなる
- 歯肉炎
- 歯の着色
体への悪影響
- 乾燥による免疫力の低下(鼻呼吸には存在するフィルターがないため)
- 勉強時の集中力・持久力の低下(口呼吸による交感神経興奮のため)
- 口が乾燥→唾液の機能低下→むし歯・口臭
- 顔の正しい成長が阻害される
口輪筋の未発達
歯への悪影響
- 前歯が出っ歯になる
- 上の歯並びが狭くなる
- 歯肉炎
体への悪影響
- 口呼吸の原因になる
- 唇の形が悪くなる
- 目の下にクマが出来やすくなる
- 顔の正しい成長が阻害される
舌の位置(奥舌・低位舌)や飲み込み方に異常がある
歯への悪影響
- 下顎が奥まった歯並びになる(奥舌)
- 下顎が前に出た歯並び(しゃくれ)になる(低位舌)
体への悪影響
- 舌の力が弱く、正しい位置にないと上顎が下方向に過剰に成長し、ガミースマイルになる
- 口呼吸を助長する
- 滑舌(特にサ・タ・ラ行)が悪くなる
食べ物をきちんと嚙み切れない
歯への悪影響
- 顎がしっかり成長できず、大人の歯並びがガタガタになる
体への悪影響
- 顎は前歯で嚙む刺激を受けて正しく成長するが、前歯から顎への刺激が少なくなると、顎の成長が不足がちになる
口唇・爪嚙み、指吸い
歯への悪影響
- 上の前歯が出っ歯になる
- 上下の前歯が嚙み合わなくなる
- 奥歯しか嚙み合わないため、奥歯の負担が大きく、将来歯を失いやすい
体への悪影響
- 顎の異常な成長を助長する
- 品性に欠けて見える
当院の矯正治療
予防矯正
予防矯正(3〜8歳)は、取り外し可能な柔らかい素材のマウスピースを使用し、お子さまのお口の周りの筋肉と舌を鍛え、「正しい機能」に改善する機能訓練(口腔筋機能療法:MFT)を行い、大人の歯に生え替わった時に綺麗な歯列へと導くための矯正治療です。
MFT(口腔筋機能療法)
「Oral Myofunctional Therapy」の略で日本語では「口腔筋機能療法」と言います。
「指しゃぶり」「頬杖」「口呼吸」「口が開くクセ」「舌を前歯の裏に付けてしまうクセ」などを改善することが期待できます。
これらのクセがある場合は早めに治してしまわないと、長い年月をかけて歯並びを悪化させる原因となることがあります。
マイオブレイス
(子ども歯並び矯正法)
お子さまの歯並びやお口周りの筋肉のバランスを整える、マウスピース式矯正装置です。
いつもお口が開いてしまう場合や正しい飲み込みができない場合も、クセを治す効果が期待できます。
家にいる時と就寝時に装着するだけで良いため、学校には着けて行く必要がありません。固定式装置に比べて痛みが出にくいため、お子さまの負担も少ないのが特長です。
メリット
- 好きな時に取り外せる
- 本格的な歯列矯正をスムーズに進められる
- 指しゃぶりを改善できる
- 装着時間が短く、痛みも少ない
デメリット
- 歯並びを整えることは難しいことが多い
- 装着した時間によって治療結果が左右される
- 保険適用外治療となる
床矯正
床矯正は1週間ごとに矯正装置のネジを回して、少しずつ歯列を広げていく治療法です。食事や歯みがきの際に取り外せるので清潔な状態をキープできます。通常は半年~1年ほど装着し、永久歯の前歯4本がしっかり並ぶスペースが確保できるまで使用します。
メリット
- 幅広い症例に対応できる
- 顎の成長を確認しながら矯正ができる
デメリット
- 口の中が傷つくことがある
- 保険適用外治療となる
子ども用マウスピース装置
インビザラインファースト
透明なマウスピース型の矯正装置で、子どものお口と歯の成長、永久歯への生え替わりに合わせて歯列矯正できる優れ物です。
当院ではお子さまの矯正治療に、このマウスピース型の矯正装置を使用し、より精度の高い矯正治療を提供しております。
お子さまや親御さまからの評判も良く、当院ではインビザラインファーストをおすすめしています。
メリット
- 第2期の治療をする際に抜歯する必要性が少なくなる
- 顎の成長を正しい形に促せる
- 食事の制限がない
- 治療期間が短い
- むし歯・歯周病のリスクを減らせる
- 装着している間の違和感を抑えられる
デメリット
- 装置を長時間にわたって着ける必要がある
- 食事の際はそのたびに外す必要がある
- 保険適用外治療となる
未承認機器・医薬品に関する注意事項について
未承認医薬品等であることの明示
マウスピース型矯正装置(インビザライン・ファースト)は、医薬品医療機器等法において承認されていない医療機器になります。
入手経路等の明示
マウスピース型矯正装置(インビザライン・ファースト)は、アライン・テクノロジー・ジャパンから入手しています。
国内の承認医薬品等の有無の明示
マウスピース型矯正装置は、インビザラインの他にも日本で承認を得ている矯正装置を使った治療法があります。
諸外国における安全性等に係る情報に関して
米国アライン・テクノロジー社のインビザラインは世界100カ国以上で、これまでに900万人を超える症例数がある治療です(2020年10月時点)。重大な副作用も報告されておりません。
医薬品副作用被害救済制度について
万が一、重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
料金案内
※料金は全て税込価格となります。
基本料金
精密検査・診断料 | 8,800円 |
---|---|
前回の検査から6ヶ月を過ぎた場合 再検査が必要 |
8,800円 |
矯正治療費
治療期間2年間(矯正装置代・毎月の診療費・矯正プログラムの全てを含みます)
床矯正 | 440,000円 治療期間:2年、治療回数:6回~8回 |
---|---|
インビザラインファースト | 605,000円 治療期間:1年半、治療回数:7回~10回 |
追加費用
ひどい八重歯の場合 | ¥110,000 |
---|---|
反対咬合再発の場合 | ¥110,000 |
トレーニング不足や治療の遅れによる治療期間の延長 | 1年 ¥55,000 ※期間延長中1年間の矯正装置代・毎月の診療費・矯正プログラムの全てを含みます |
2×4(ツーバイフォー)が必要な場合 | 110,000円 |
床装置をなくした・壊したときの新製 | ¥33,000(バイオブロック・拡大床など) |
---|---|
床装置が壊れた場合の修理 | ¥5,500(バイオブロック・拡大床など) |
トレーナーの誤使用による破損 | ¥9,900(2個目までは無料/3個目から有料) |
トレーナー紛失 | ¥9,900(1個目から有料) |
リップトレーナー紛失 | ¥5,500 |
矯正のための永久歯抜歯 | 1歯 ¥5,500 |
医療費控除について
1年間に医療費として支払った金額が10万円から200万円が対象になります。
子どもの矯正の治療費ももちろん対象になります。
※年間(1月1日~12月31日)に支払った医療費の総額
※生命保険や健康保険などで支給される、入院給付金や家族療養費など
控除の対象となるもの
- 検査費
- 通院のための交通費
- 治療費
- 医薬品または歯ブラシや歯磨き剤などの購入費用
- 診察費
控除の対象となるもの
通院の際の交通費も控除対象となります。例えば、立ち会った親御様の交通費も合算できますから、領収書や診察券などを保管し、通院の記録をつけておくことをおすすめします。
なお、自家用車を使った場合のガソリン代や駐車場代は対象にならず、電車やバスなどの公共交通機関の使用料が算入可能です。
控除を受けるための手続きと提出期間
- 申告対象年の1月1日から12月31日までに支払った医療費の領収書
- 給与所得の源泉徴収票
- 印鑑
- 還付される税金の振込先(銀行および郵便局)の通帳