上顎のインプラントオーバーデンチャーの費用相場は?必要な本数や費用を抑える方法も
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「総入れ歯が合わない」「食事が楽しめない」と感じていませんか?特に上顎の入れ歯は安定しにくく、会話や食事中に外れる不安を抱える方も少なくありません。この記事では、上顎のインプラントオーバーデンチャーについて、治療の費用相場(目安100万円から300万円程度)や必要なインプラントの本数、費用を抑える具体的な方法を詳しく解説します。メリット・デメリットや、総入れ歯・オールオン4との比較もご紹介します。
インプラントオーバーデンチャーとは
総入れ歯との違い
インプラントオーバーデンチャーと総入れ歯の最も大きな違いは、入れ歯がインプラントによって固定されるかどうかです。総入れ歯は、顎の粘膜に吸着させて使用するため、食べ物を噛み砕く力には限界があり、安定性も高くありません。そのため、食事中に外れたり、人との会話中にズレたりといった心配を感じる方も多く、硬いものが噛みにくいと感じることが少なくありません。
一方、インプラントオーバーデンチャーは、顎の骨に埋め込まれたインプラントが入れ歯をしっかりと固定するため、安定性が高まります。これにより、総入れ歯よりも強く噛むことができ、食事がより楽しめるようになるでしょう。また、発音もしやすくなるため、日常生活の質が大きく向上することが期待できます。
固定方式の種類
インプラントオーバーデンチャーの固定方式には、バータイプとボールタイプとロケータータイプがあります。バータイプは、複数のインプラントをバーと呼ばれる金属の連結棒でつなぎ、そのバーに入れ歯を固定する方式で、安定性が高く、噛む力を効率的に伝えられます。
ボールタイプとロケータータイプは、インプラントの先にボール状、もしくはボタンのようなアタッチメント(接続部品)をつけ、入れ歯の裏側に設置したソケット(受け皿)にはめ込んで固定する方式で、ご自身での着脱がしやすく、入れ歯のお手入れが比較的容易です。
インプラントオーバーデンチャーは、上顎と下顎で必要なインプラントの本数が異なる
上顎で必要な本数
上顎のインプラントオーバーデンチャーでは、多くの場合4本から6本のインプラントが目安となります。上顎の骨は下顎と比べてやわらかく、インプラントがしっかり骨に結合し、入れ歯を安定させるためには、より多くの本数を埋め込む必要があるためです。
また、上顎には「上顎洞(じょうがくどう)」と呼ばれる、鼻の奥とつながる空洞があります。この上顎洞があるため、インプラントを埋め込める骨の厚みが限られることがあります。
そのため、患者さまそれぞれの骨の残り具合、顎の形、そしてお口全体のバランスを詳しく確認し、最適な本数を慎重に判断することが重要です。歯科医師が精密な検査と診断を重ね、一人ひとりに適したインプラントの本数を提案します。
下顎で必要な本数
下顎のインプラントオーバーデンチャーでは、2本から4本のインプラントを使用するケースが多いです。下顎の骨は上顎に比べて硬く、骨密度も高いため、比較的少ないインプラントで入れ歯をしっかりと支え、安定させることが可能です。このため、下顎ではインプラントの本数を2本に抑えることで、治療費用を抑えられる場合もあります。
しかし、患者さまごとに残っている骨の量や質、また普段の噛む力の強さなどはさまざまです。最適なインプラントの本数は、これらのお口の状態によって変わります。そのため、まずは歯科医師による精密な検査と診断を受け、ご自身にとって適切な本数を確認することが大切です。
上顎のインプラントオーバーデンチャーの費用相場と内訳
上顎の費用相場
上顎のインプラントオーバーデンチャーにかかる費用は、100万円から300万円程度が目安とされています。費用に幅があるのは、インプラントの本数や、インプラントと入れ歯を固定するアタッチメントの種類、そして歯科医院ごとの治療方針や技術によって変動するためです。
インプラント2本を使用する場合、安定性重視で、比較的費用を抑えたい場合に選ばれることがあります。費用は100万円から200万円程度が目安です。インプラント4本を使用する場合、より高い安定性と機能性を求める場合に適しています。費用は200万円から300万円程度が目安となります。この費用には、インプラント本体の材料費だけでなく、手術代、人工歯(義歯)の製作費、そして治療後の定期メンテナンス費用などが含まれるのが一般的です。
上顎の費用の内訳
上顎のインプラントオーバーデンチャーにかかる費用は、複数の項目で構成されます。費用の主な内訳は、
精密検査・診断料(CT撮影や口腔内の診査など、治療計画を立てるために必要な検査にかかる費用)、インプラント本体費用(顎の骨に埋め込むチタン製の人工歯根にかかる費用)、外科手術費用(インプラントを顎の骨に埋め込む手術そのものにかかる費用)、アバットメント・アタッチメント費用(インプラントと入れ歯(義歯)を連結するための部品)、人工歯(義歯)製作費用(最終的に装着する入れ歯の製作費)、仮歯費用(最終的な入れ歯が完成するまでの間、一時的に使用する仮の入れ歯にかかる費用)、術後メンテナンス費用(治療後のインプラントの状態を確認したり、長く快適に使用するための定期的なクリーニングや入れ歯の調整などにかかる費用)です。
総入れ歯・オールオン4との費用比較
上顎の歯をすべて失った場合の治療法として、総入れ歯、インプラントオーバーデンチャー、オールオン4があります。それぞれの治療法と費用を比較することで、ご自身の希望に合う治療法を見つけられます。上顎の歯を失った際の主な治療法の費用比較は、次のとおりです。
総入れ歯:20万円から100万円程度
インプラントオーバーデンチャー:100万円から300万円程度
オールオン4:250万円から400万円程度
費用だけを見ると総入れ歯が最も安価ですが、安定性や噛む力には限りがあります。一方、オールオン4は安定性が高く取り外しの必要もありませんが、費用は高くなる傾向があります。インプラントオーバーデンチャーは、総入れ歯よりも優れた安定性と噛む力を得ながら、オールオン4より費用を抑えられる可能性があります。
ご自身の予算だけでなく、何を重視したいのかを考慮し、歯科医師とよく相談して治療法を選ぶことが大切です。
上顎のインプラントオーバーデンチャーの費用負担を抑えるには
医療費控除を活用する
医療費控除は、1年間(1月1日〜12月31日)に自身や生計をともにする家族が支払った医療費の合計が一定額を超えた場合に、その費用に応じて所得税や住民税が軽減される制度です。
この制度を利用すると、支払った税金の一部が還付される、あるいは翌年の税金が安くなるため、実質的にインプラントオーバーデンチャーにかかる費用負担を抑えることができます。医療費控除の対象となる医療費は、
インプラントオーバーデンチャーの治療費全般、通院のための交通費(公共交通機関の利用が原則)、治療に必要な医薬品の購入費用などです。
申請は、確定申告の時期(通常2月16日〜3月15日)に税務署で行います。申請には、歯科医院からの領収書や交通費のメモなど、医療費の支払いを証明する書類が必要となるため、日頃から大切に保管しておくことが重要です。
デンタルローン・分割払いを利用する
インプラントオーバーデンチャーの費用を一括で支払うことが難しい場合でも、デンタルローンや歯科医院独自の分割払いを利用することで、月々の負担を抑え、無理なく治療を進めることができます。これらの支払い方法には、それぞれ次のような特長があります。
・デンタルローン
比較的低金利で利用できる場合が多く、返済期間を数年間にわたって設定できるため、月々の返済額を抑えることが可能です。
・歯科医院独自の分割払い
金利がかからないケースもあり、気軽に利用できることが利点です。
お支払い回数や月々の金額については、歯科医院と直接相談しながら決めることができます。
ご自身のライフプランや経済状況に合わせた支払い方法を選ぶことが大切です。
上顎のインプラントオーバーデンチャーのメリット・デメリット
メリット
上顎のインプラントオーバーデンチャーには、インプラントを土台として入れ歯を固定することで得られる、従来の総入れ歯にはない多くのメリットがあります。入れ歯がインプラントでしっかりと固定されるため、食事中や会話中にぐらついたり、外れたりする心配がほとんどなくなります。
上顎のインプラントオーバーデンチャーは、上あごの裏側(口蓋部分)を大きく覆う総入れ歯と違い、覆う範囲を小さくできるのが特長です。この口蓋部分を覆わない構造は、食べ物の味や温度を感じやすくなるという利点ももたらします。
インプラントによって入れ歯が安定すると、見た目がより自然な印象になり、口元の印象が大きく改善されます。インプラントが顎の骨に埋め込まれることで、骨に適切な刺激が伝わりやすくなります。
デメリット
上顎のインプラントオーバーデンチャーには、注意すべきデメリットも存在します。この治療法を検討する際は、これらの点を理解し、納得した上で選択することが重要です。
インプラントを顎の骨に埋め込むには外科手術が必要であり、麻酔を使用しますが、体への負担や術後の腫れ、痛みなどのリスクを伴うことがあります。これらの外科的侵襲は、患者さまによっては一時的な不安や不快感につながる可能性も考慮する必要があります。
インプラントを埋め込んだ後、顎の骨とインプラントが結合するまでに数ヶ月の期間が必要です。インプラントを長く安定して使うためには、毎日の丁寧なセルフケアと、歯科医院での定期的な専門的メンテナンスが欠かせません。インプラントや外科手術の費用が含まれるため、一般的な総入れ歯と比べて治療費用が高額になる傾向があります。
上顎のインプラントオーバーデンチャーの費用について詳しく知りたい方は、堺市南区の「C&Cナカイデンタルクリニック」へご相談ください
上顎のインプラントオーバーデンチャーの費用に関して疑問や不安があれば、堺市南区の「C&Cナカイデンタルクリニック」が、患者さま一人ひとりの状態に合わせて丁寧にお答えします。インプラントオーバーデンチャーの費用は、お口の状態、必要なインプラントの本数、使う材料の種類、治療の進め方によって大きく変わるものです。
そのため、ご自身に合った正確な費用を知るには、歯科医師による詳細な診察とカウンセリングが重要となります。医療費控除の活用方法やデンタルローン、分割払いなど、無理なく治療を始められるようお支払い方法についてもわかりやすくサポートしますので、どうぞ安心してご相談ください。

