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ジルコニアインプラントとは?メリット・デメリットやチタンとの違いを解説

インプラント / ブログ

この記事を監修した人

C&Cナカイデンタルクリニック院長 行村 直也

院長の行村は歯内療法、矯正、インプラントの全顎的な治療を専門とします。国際口腔インプラント学会認定医として高度なインプラント治療の経験と豊富な知見で様々なインプラント治療の選択肢のご提案が可能です。

患者様の価値観を尊重し、納得し、安心して治療を受けられる歯科治療を大切にしています。

 

歯を失い、食事や会話に支障を感じていませんか? インプラント治療を検討する際、金属アレルギーや治療後の見た目を心配する方もいるでしょう。近年では白いセラミック素材であるジルコニアが新たな選択肢として注目を集めています。

 

本記事では、人工ダイヤモンドとも称されるジルコニアインプラントの基本情報に加え、チタンインプラントとの違い、高い強度や優れた審美性といったメリットまで、詳しく解説します。

 

ジルコニアインプラントとは

ジルコニアインプラントとは、人工歯根にジルコニアという白いセラミック素材を用いるインプラント治療のことです。歯を失った顎の骨にジルコニア製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。近年では、チタンに代わる新たな選択肢としてジルコニア素材が注目されています。

 

ジルコニアは「人工ダイヤモンド」とも呼ばれるほど強度が高く、白色で見た目が自然なセラミックの一種です。天然歯のような白く透明感のある色合いを持つため、治療箇所が目立ちにくく、口元を気にせず自然な笑顔を取り戻せるでしょう。このように、ジルコニアインプラントは、ジルコニア素材が持つ特性を最大限に活かした治療法といえます。

 

ジルコニアインプラントとチタンインプラントの違い

金属アレルギーのリスク

ジルコニアインプラントは、チタンインプラントと比べて金属アレルギーを発症するリスクが低い点が特徴です。チタンは医療分野で広く使われている生体適合性の高い金属ですが、稀にチタンに対してアレルギー反応を示す方がいらっしゃいます。

 

一方、ジルコニアは金属を含まないセラミック素材のため、金属アレルギーの心配がほとんどありません。「過去に金属アレルギーの診断を受けたことがある」「金属製のものを体内に埋め込むことに不安を感じる」といった方にとって、ジルコニアインプラントは、より安心して選択できる治療法の一つといえるでしょう。

 

金属アレルギーの方のインプラント治療についてはこちらをご覧ください

 

費用

ジルコニアインプラントの治療費用は、チタンインプラントよりも高額になる傾向があります。これは、ジルコニア材料自体のコストが高いことに加え、審美的なニーズに応えるための特殊な加工が必要となるためです。

 

ジルコニアをインプラントとして機能するよう精密に加工するには、高度な技術と専門の設備が求められます。そのため、歯科医師の技術料も加算されることがあります。インプラント治療にかかる費用は、歯科医院の方針、治療内容、使用するインプラントメーカーによって大きく変動します。事前に複数の歯科医院で相談し、見積もりを取ることをお勧めします。

 

見た目

ジルコニアインプラントとチタンインプラントでは、治療後の見た目の美しさに違いがあります。チタンインプラントの本体は金属製で灰色です。歯ぐきが薄い方や前歯など目立つ位置にインプラントを埋め込んだ場合、歯ぐきを通して本体の灰色が透けて見えることがあります。

 

これに対して、ジルコニアインプラントは天然歯に近い白く透明感のあるセラミック素材でできています。インプラント本体の色が歯ぐきに透けて見える心配がなく、治療後も自然で美しい口元を維持できるメリットがあります。審美性を意識する方にとって、ジルコニアインプラントは見た目の満足度が高い選択肢となるでしょう。

 

ジルコニアインプラントのメリット

金属アレルギーのリスクが低い

ジルコニアインプラントは金属を一切使用しないため、金属アレルギーの心配が極めて少ない点が大きなメリットです。体内に金属を埋め込むことに抵抗がある方や、すでに金属アレルギーをお持ちの方でも、安心して治療を受けられる選択肢となります。

 

インプラントの素材として広く使われているチタンは、生体親和性が高くアレルギー反応を起こしにくい金属として知られています。一方、ジルコニアは非金属のセラミック素材です。このため、金属アレルギーの発症リスクがほとんどなく、体内に埋め込んだ後も安心して過ごせる可能性が高いといえます。

 

強度が高い

ジルコニアインプラントの大きな特徴の一つは、強度です。人工ダイヤモンドとも称されるほどの硬さを持つジルコニアは、お口の中で毎日かかる強い咀嚼力にもしっかりと耐えられます。

 

インプラントは、一度顎の骨に埋め込むと長期間にわたり使用するものです。そのため、割れにくさ・欠けにくさという点で強度の高さが重要になります。ジルコニアインプラントの強度は、長期的な安心感に直結するといえるでしょう。

 

歯石が付きづらい

ジルコニアインプラントは表面が非常に滑らかであるため、歯垢(プラーク)や歯石が著しく付着しにくいという特性があります。歯垢や歯石が付きにくいことで、毎日の口腔衛生の維持が容易になり、インプラント周囲炎の大きなリスク低減につながります。

 

さらに、ジルコニアの生体親和性の高さも、局所の炎症反応を抑制し、健康な状態を維持することを助けます。清潔な状態を維持しやすいことは、インプラントを長持ちさせ、お口全体の健康を生涯守る上で大きな役割を果たすといえるでしょう。

 

インプラント周囲炎のリスクが低い

ジルコニアインプラントは、その生体親和性の高さと滑らかな表面特性により、インプラント周囲炎のリスクを低く抑えられる可能性があります。ジルコニアインプラントがインプラント周囲炎のリスクを抑えると考えられる理由は以下のとおりです。

 

・ 歯肉とのなじみが良い: ジルコニアは生体との適合性が非常に高く、インプラントと歯肉の間に隙間ができにくい性質を持っています。

 

・ プラーク(歯垢)が付着しにくい: 表面が滑らかなため、細菌の温床となる歯垢が付きにくく、清潔な状態を維持しやすい点が特徴です。

 

こうした特性から、ジルコニアインプラントはお口の健康を長く保ちたい方にとって有効な選択肢の一つといえます。

 

電磁波の影響を抑えやすい

ジルコニアインプラントは金属を含まない素材であるため、MRIのような電磁波を利用する医療検査を受ける際に、影響を最小限に抑えられます。体内にある金属製のものがMRIの強力な磁場と反応すると、検査画像にノイズや歪みが生じ、診断の妨げになる場合があります。

 

一方、ジルコニアは非金属のセラミック素材であるため、MRIの磁場に影響されにくく、よりクリアな検査画像を期待できます。将来的にMRI検査を受ける可能性がある方にとって、ジルコニアインプラントは安心して選択できる材料の一つとなります。

 

ジルコニアインプラントのデメリット 

治療費が高い

ジルコニアインプラントの治療費用は、チタンインプラントに比べて高くなる傾向があります。その背景には、ジルコニア素材の特性と、それを扱うための技術的な要因が関係しています。ジルコニアは「人工ダイヤモンド」とも称されるほど硬質なセラミック素材です。歯科用素材としての供給量が限られているため、素材自体の価格が比較的高めです。

 

ジルコニアは非常に硬く、インプラントとして機能する形状に精密に削り出すには、特殊な専用機械と高度な加工技術が求められます。インプラント治療は保険適用外の自由診療となるため、費用はすべて自己負担です。

 

治療期間が長い

ジルコニアインプラントの治療期間は、一般的にチタンインプラントよりも長くなる場合があります。その主な理由は、インプラントと顎の骨が結合する治癒過程にあり、ジルコニアインプラントが顎の骨にしっかりと結合するまでには、チタンよりも有意に時間がかかることがあるからです。

 

そのため、ジルコニアインプラントでは、チタンインプラントよりも余裕を持った慎重な治療計画を立てる必要があり、患者さまの状態によっては、仮歯の使用期間を設けるなどの工夫も考慮されます。

 

顎骨への負担が大きい

ジルコニアインプラントは、チタンインプラントと比較して、顎骨にかかる負担が大きくなるケースもあります。ジルコニアは、チタンと同様に骨と結合しますが、その結合プロセスはチタンよりもデリケートな条件を要すると考えられています。ジルコニアインプラントの場合、初期固定を確実に得るための技術的な難易度がチタンよりも高くなることがあります。

 

治療を始める前には、詳細なCTスキャンなどの画像診断で顎骨の状態を正確に把握し、歯科医師と綿密な治療計画を立てることが不可欠です。

 

メンテナンスが必要である

ジルコニアインプラントはインプラント周囲炎のリスクが低いとされていますが、これは適切なケアを行った場合の話です。インプラントは虫歯にはなりませんが、専門的なケアが必要です。ジルコニアは歯垢が付きにくい特性を持ちますが、日頃の歯磨きを怠ると、やはりこのリスクが高まります。

 

インプラントに過度な力がかかると、インプラント本体や上部構造に負担がかかり、破損の原因となることがあります。インプラントを長期にわたって安定して使用するためには、歯科医院での専門的なクリーニングや定期検診が非常に重要です。

 

適応できない症例がある

ジルコニアインプラントは多くの方に適用できる治療法ですが、全ての症例で受けられるわけではありません。顎の骨の量や密度が不足している方は、インプラントを安定して埋入することが難しいことがあります。歯ぎしりや食いしばりが強い方は、インプラント本体や人工歯に負担をかけ、破損のリスクを高める可能性があります。これらの条件は、インプラント治療の成功率に大きく影響します。治療前に精密な検査と診断を受け、状況に合わせた治療法を検討することが大切です。

 

ジルコニアインプラント治療を検討している方は、堺市南区の「C&Cナカイデンタルクリニック」へご相談ください

ジルコニアインプラント治療を検討しているなら、堺市南区の「C&Cナカイデンタルクリニック」で最適な治療選択を見つけられます。当院では、患者さま一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングと専門的な知見をもとに、安心して治療に臨めるようサポートします。

 

ジルコニアインプラントは多くのメリットがある一方で、検討すべき点があります。当院では、患者さまが抱える疑問や不安を丁寧に伺い、メリット・デメリットをわかりやすく説明します。口腔内の状態やライフスタイル、費用に関する懸念まで、話し合いながら治療への理解を深めることができます。

 

インプラント治療の成功には、歯科医師の知識と経験が不可欠です。当院では、治療計画の段階から治療後の定期検診、セルフケアのアドバイスまで、継続的にサポートします。

 

C&Cナカイデンタルクリニックのインプラント治療について

 

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