インプラントをすると老後が悲惨って本当?悲惨な理由3つとメリット5つ
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インプラントは失った歯の機能を取り戻せる優れた治療法ですが、「インプラントの老後は悲惨だ」という話を聞き、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。その背景には、インプラント特有の弱点と、加齢による身体の変化が大きく関係しています。
本記事では、インプラントが老後に「悲惨」といわれる3つの理由を徹底解説します。将来起こりうるリスクを正しく理解し、今からできる対策を確認していきましょう。
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目次
インプラントをすると老後が悲惨といわれる理由
インプラント周囲炎になる可能性があるから
インプラント治療が「悲惨」といわれる大きな理由の一つがインプラント周囲炎です。これは、インプラントの周りの組織が細菌に感染して炎症を起こす病気です。
天然の歯とインプラントには、細菌への抵抗力に大きな違いがあります。天然の歯は歯根膜という組織で守られており、歯と骨の間のクッションであり、細菌の侵入を防ぐ壁の役割も担います。
しかし、インプラントにはこの歯根膜が存在しません。そのため、一度細菌に感染すると炎症が骨に直接広がりやすいのです。
インプラント周囲炎の主な原因は、日々の歯磨きが不十分でプラークがたまることです。インプラント周囲炎を放置すると、インプラントを失うだけではありません。
このような事態を防ぐため、日々の丁寧なケアと定期的な検診が欠かせません。
身体的な負担からメンテナンスが難しくなるから
インプラントを長く快適に使い続けるには、日々の丁寧なケアが欠かせません。しかし、年齢を重ねると、若い頃と同じように体を動かすことが難しくなり、将来の身体的な変化がメンテナンスの継続を困難にする可能性があります。
特に、ご自身での歯磨きが難しくなることや、認知機能の変化による影響が考えられます。もし将来、認知症になった場合、歯磨きの必要性が分からなくなることがあり、ケア自体を嫌がったり、お口に触られることを拒否したりするケースも少なくありません。
また、身体機能が低下し、ご自身で歯科医院へ通うことが難しくなるかもしれません。セルフケアや定期メンテナンスが滞ると、お口の衛生状態は急速に悪化し、前の章で解説したインプラント周囲炎が進行しやすくなります。
老後は再治療が大変になるから
インプラントは適切なケアで長く使えますが、万が一、破損や不具合が起きた際の再治療は大きな壁となります。具体的に「3つの大きな負担」について解説します。
1. 体への負担が大きくなる
加齢とともに、誰しも若い頃と同じような体力ではなくなる。このような状態で再び外科手術を受けることは、体に大きな負担をかける。
2. 治療の難易度が上がり、選択肢が狭まる
インプラントの再治療で最も問題となるのが、あごの骨の状態。骨が不足すると、再度インプラントを入れること自体が困難になる。
3. 経済的な負担が重くのしかかる
インプラント治療は、基本的に公的医療保険が適用されない自由診療であり、再治療でも同様です。最初の治療を慎重に検討し、治療後はトラブルを防ぐことが何より重要となります。
インプラントをすることで老後に得られるメリット
食事を楽しめる
歯を失うと、硬いものが噛めなくなり、食事の楽しみが減ることがあります。インプラント治療は、自分の歯のように食事を楽しむための選択肢です。
インプラントは、顎の骨に直接しっかりと固定する治療法ですので、天然の歯に近い感覚で、力強く噛むことができるようになります。
一般的に、入れ歯で回復する噛む力は、天然の歯の20~30%程度です。一方、インプラントは80%以上の回復が期待できると言われています。これにより、日々の食事の質が大きく向上する可能性があります。
また、インプラントは口の中の天井(口蓋)を覆わないため、開放感があります。食べ物の温かさや冷たさ、食感が直接伝わり、本来の味をしっかりと感じられます。しっかり噛めることは、全身の健康維持にもつながります。
会話がしやすくなる
入れ歯をお使いの方で、会話中に口元が気になってしまうことはありませんか。「話している最中に入れ歯がずれないか」といった不安から、ご友人やご家族との会話を心から楽しめない方もいます。インプラントは顎の骨に直接固定するため、ご自身の歯のように安定し、会話中に装置がずれたり、外れたりする心配はほとんどありません。
また、口の天井を覆わないため、舌が自由に動き、発音がとてもスムーズになります。
【インプラントで期待できる会話でのメリット】
* 明瞭な発音
舌の動きが妨げられず、言葉がはっきりします。
* コミュニケーションへの自信
口元を気にせず、自然な表情で思いきり笑ったり話したりできます。
会話への不安がなくなることで、人付き合いがより楽しくなるでしょう。
見た目を若々しく保てる
歯を失うと、口元が寂しく見え、どうしても実年齢より老けた印象になることがあります。
インプラント治療は、失った歯の機能だけでなく、自然な若々しい見た目を保つ助けになります。
まず、インプラントの上に取り付ける人工の歯は、見た目が非常にとても自然です。ご自身の周りの歯の色や形に合わせて、より精密に作製できます。さらに重要なのは、お顔の輪郭を維持する効果が大きく期待できる点です。インプラントは顎の骨に直接固定するため、強い噛む力が骨にしっかりと伝わります。
この適度な刺激が骨の吸収を抑え、お顔の土台となる大切な骨格を保つのです。インプラントは、その土台作りをサポートする有効な治療法の一つと言えるでしょう。
認知症のリスクが下がる
お口の状態は、脳の働きと深く関係しています。近年、歯の数と認知症発症リスクの関係が明らかになってきました。この研究で重要なのは、歯を失っていても、インプラントなどで噛む機能をきちんと補っている場合、認知症の発症リスクに大きな差はなかったという結果です。理由は大きく2つ考えられます。
* 理由1:噛む刺激が、脳を直接活性化させる
食べ物を噛むと、歯の根にある膜(歯根膜)や顎の筋肉から、脳に多くの情報が送られます。
* 理由2:バランスの良い食事が、脳の栄養となる
噛む力が落ちると、柔らかい炭水化物中心の食事に偏りがちです。インプラント治療は、失った歯の機能を取り戻すだけではありません。
健康な歯を守れる
歯を1本失うことは、お口全体の健康が崩れる始まりです。
失ったスペースに隣の歯が倒れ、全体の噛み合わせが乱れ、他の歯まで失う原因になりかねません。ブリッジ治療の場合、失った歯の両隣にある健康な歯を土台にするため、健康な歯を大きく削る必要があります。部分入れ歯の場合、残っている歯に金属のバネをかけて固定する方法で、バネをかけた歯には横揺れの力が加わります。
インプラントは、失った部分の顎の骨に直接、人工の歯根を埋め込みます。周りの歯を削ったり、バネをかけたりする必要がないため、他の歯から独立しているため、負担をかけずに済むのです。お口全体の将来を考えたとき、どの治療法がご自身の歯を長く守れるか、長期的な視点で治療を選択することが大切です。
老後に不安を抱かないインプラント治療の進め方
インプラントの治療実績が豊富な歯科医院を選ぶ
インプラント治療は歯科医院によって結果が異なり、ご高齢の方の治療では若い方とは異なる配慮が必要です。体の状態や生活背景を深く理解し、豊富な経験を持つ歯科医院を選ぶことが大切です。ご高齢の方のインプラント治療には特有の配慮点があり、長年の経験を持つ医師は熟知しています。高齢者の治療では、糖尿病や高血圧などの持病や服用中のお薬への配慮が必要です。
また、加齢や歯周病などによりあごの骨が痩せている場合があり、骨を増やす処置が必要になることもあります。手術中の体調の変化に速やかに対応できる体制も重要です。これらの点を総合的に判断し、安全で確実な治療を行うためには、高齢者の治療実績が豊富な歯科医院を選ぶことが重要です。
設備が充実した歯科医院を選ぶ
インプラント治療を安心して受けるには、設備が整った歯科医院選びが重要です。
特にご高齢の方の場合、体の状態を正確に把握し、負担を減らす工夫が求められます。
歯科医院を選ぶ際は、次のような設備が整っているかを確認しましょう。
歯科用CT:
あごの骨の量や厚み、神経や血管の位置を三次元で詳細に把握する装置です。CTによる精密検査は、神経の損傷などを避ける安全な手術計画に欠かせません。
計画通りに手術を行うための、マウスピースのような装置(サージカルガイド)を作成します。
クラスB滅菌器と専用手術室:
治療器具を完全に滅菌する設備や、清潔な手術室の有無も重要です。これらの設備は、安全で正確な治療を実現し、患者さんの心身の負担を軽くします。
持病や治療歴はあらかじめ伝える
安全なインプラント治療は、患者様と歯科医師の協力で成り立ちます。
体の状態が術後の経過に大きく関わるため、健康状態を正確に伝えることが重要です。
問診では些細なことでも話し、安全な治療計画を立てるための道しるべとしてください。
特に、糖尿病、骨粗しょう症、高血圧・心臓の病気、血液をサラサラにする薬の服用は、治療方針の決定に大きく影響します。高血圧・心臓の病気の場合、手術中の緊張や麻酔の影響で、血圧が変動しやすくなることがあります。
そのため、これらの病状を事前に把握し、適切な対応策を講じることが不可欠です。その他にも過去の手術歴やアレルギーなど、お体に関する情報はすべてが安全な治療につながります。
治療後も定期的にメンテナンスに通う
インプラント治療後の日々の管理は満足度を左右します。快適にインプラントを使い続けるにはメンテナンスが重要です。
インプラントは虫歯になりませんが、周りの歯ぐきや骨は歯周病に似たインプラント周囲炎になるリスクがあります。この病気は自覚症状がないまま進行し、気づいた時にはインプラントを支える骨が溶けてしまうこともあります。
毎日の丁寧な歯磨きも大切ですが、インプラント特有の形や歯ぐきとの境目には汚れが溜まりやすく、歯磨きだけではバイオフィルムを除去できません。
歯科医院では、口腔内チェックでインプラントのぐらつきや歯ぐきの状態を確認します。セルフケア指導では、歯ブラシや歯間ブラシの使い方を指導します。
定期的なメンテナンスは、インプラントだけでなく、残っている歯を守るための投資です。
安心してインプラント治療を受けたいと考えている方は、堺市南区の「C&Cナカイデンタルクリニック」へご相談ください
C&Cナカイデンタルクリニックでは、開院より25年間インプラント治療に従事しております。患者様一人ひとりの状況に合わせた丁寧なカウンセリングと精密検査、そして経験豊富な医師による高度な治療を提供しています。治療計画や費用、治療後のケアなど、不安な点を解消し、安心して治療を受けていただけるようサポート体制を整えています。
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